今回は、先日手に入れた
こちらの「ユニクロガンダム」を制作していきます!!
使うアイテムは7つ のみ、
たった4ステップの「簡単フィニッシュ」で、
出来るだけ 見栄えの良いガンダム を作っていきます。
この記事を読めば、誰でも実践できるように、
作業写真メイン になっているので、
ガンプラ初心者の方は要チェックですよ!!
簡単フィニッシュで使用する道具7選
作業に移る前に、
まずは、今回使用する道具を詳しく紹介。
①タミヤ 薄刃ニッパー
1つ目の道具は、プラモ制作には、お馴染みの ニッパー です。
僕が使用しているのは、
ガンプラを趣味として始める際に初めて購入した
「タミヤ 薄刃ニッパー」です。
まだニッパーを持っていないという方は、
まずはタミヤのニッパーを購入しましょう!!
②ヤスリ #400~800(お好きなもの)
続いて、2つ目は「ヤスリ」です。
これに関しては、普段から使用しているヤスリで結構です。
今回は、「HIQパーツ リタックスティック」に
タミヤの紙ヤスリ を貼り付けたものを使用します。
番手は、400~800番 にしました。
③タミヤ セメント
3つ目は、「タミヤ セメント」です。
「合わせ目消し」という工程で使用します。
一度購入すれば、結構持ちますし、
使用頻度も高いので、買って損はないかと。
④タミヤ スミ入れ塗料(ブラック)
4つ目のアイテムは、
「タミヤ スミ入れ塗料(ブラック)」です。
既存のモールド部分にこれを流すこと
ちょっとした メリハリUP に繋がります。
本来、白のパーツには グレー とかで
スミ入れした方が良いと言われていますが、
今回は、見やすいようにブラックをチョイス。
⑤タミヤ エナメル溶剤
5つ目のアイテムは、「タミヤ エナメル溶剤」です。
スミ入れ溶剤がはみ出てしまった部分を 拭き取るための溶液 です。
詳しい使用方法などは、後ほど。
⑥綿棒
6つ目は、綿棒 です。
綿棒に関しては、ご自宅にあるもので結構です。
僕は、百均で購入した安い綿棒を使いますし。(笑)
模型用のものを購入したい場合は、
クレオスから出ている「Mr.綿棒シリーズ」がオススメ。
⑦クレオス 水性プレミアムトップコート つや消し
最後に紹介するアイテムは、
「クレオス 水性プレミアムトップコート つや消し」です。
こちらのスプレーは、仕上げに吹くことで、
ガンプラのプラスチック感を減らすための優れもの。
よく初心者の方にオススメされている
「水性トップコート つや消し」という似た商品もあります。
ですが、個人的には、
「プレミアムトップコート」の方が、
失敗が少なく、効果を感じやすい のでオススメ。
(多少値段は上がりますが。。。)
①タミヤ 薄刃ニッパー
②ヤスリ #400~800(お好きなもの)
③タミヤ セメント
④タミヤ スミ入れ塗料 ブラック
⑤タミヤ エナメル溶剤
⑥綿棒
⑦クレオス 水性プレミアムトップコート つや消し
ということで、以上が今回使用するアイテム7選でしたー。
ステップ①ゲート処理
・タミヤ 薄刃ニッパー
・ヤスリ
1ステップ目は、「ゲート処理」です。
まずは、ランナーから、
ニッパーでパーツを切り出します。
この時、パーツギリギリの位置で切るのではなく、
写真のように少し余らせて切りましょう。
その後、余らせたゲートを
再び、ニッパーで慎重にカット。
この「二度切り」を行うことで、
プラスチックに余計な力が入らず、
プラの「白化現象」を防ぐことが出来ます。
二回目のカットでも、
ほーんの少しだけゲート部分を残して、
残りはヤスリの 600番 、800番 あたりで平らにすると、
より綺麗に ゲート跡 を消すことができます。
このように、丁寧に切り出したことで、
「どこにゲートが付いていたか」が分からないようになりました。
この一連の作業を「ゲート処理」と呼んでいます。
ちなみに、このパーツ、
結局隠れる部分にゲートがあったので、
そこまで綺麗に処理する必要はないですね。。。
少々、面倒くさい作業ですが、
すべてのパーツにこの作業を行うと、
より完成度の高いガンプラを作ることができます!!
工程②合わせ目消し
・タミヤ セメント
・ヤスリ
2ステップ目は、「合わせ目消し」です。
「合わせ目」というのは、パーツの繋ぎ目のことです。
ガンプラの場合、バンダイさんによって、
なるべく繋ぎ目が目立たないように工夫されていますが、
それでも、繋ぎ目が目立ってしまう部分が存在 します。
これを「セメント」と呼ばれる接着剤で
綺麗に消してしまうのがこのステップです。
今回は、ガンダムの 脚の部分 の
合わせ目を消していきたいと思います。
まずは、合わせ目が出てしまうパーツの接着面に
「タミヤ セメント」を刷毛で塗りたくります。
しっかり1周分たっぷりと塗りましょう!!
表面張力でセメントが溜まるくらいですね。
個人的には、1周だけでなく、
2周分塗ると、さらに成功率が上がります。
塗りたくったパーツ同士をギュッと合わせると、
このように、セメントが「ムニュ」っとはみ出します。
この「ムニュ」が出ないと、
合わせ目消しは失敗することが多いです。
なので、セメントをたっぷり塗る必要があるんです。
「ムニュ」をした後は、
セメントが完全乾燥するまで、乾かしましょう。
僕は 3日~1週間放置 しています。
「完全に乾いたな」と思ったら、
カチカチになったムニュの部分を
ヤスリで削っていきます。
僕はいつも 400番から順番に800番まで
ヤスリをかけるようにしています。
すると、このように合わせ目が綺麗さっぱり無くなります!!
肉眼で見ると、薄っすらと線が見えますが、
無塗装で作る場合は、ここまでが限界 だと思っています。
試しに、膝のパーツを合わせてみると、
まるで左右分割のパーツではなかったかのように!!
これらの作業を、合わせ目が気になる部分 に行っていきます。
このガンダムで言うと、、、
・頭の前後分割
・前腕の左右分割
・ももの左右分割
・すねの左右分割
・足首のアーマー
・ビームライフルの左右分割
あたりでしょうか。
HGキットとかだと、合わせ目のキリがないので、
「自分が気になるな」って思った部分のみを消していきましょう。
ガンプラを続けていくと、「気になるな」と思う箇所が
嫌でも増えていくので、最初から完璧を目指さないように!!
ガンプラ制作に完璧を目指すとイライラするだけです。(体験談)
ということで、
以上が「合わせ目消し」という工程でした!!
工程③スミ入れ
・タミヤ スミ入れ塗料 ブラック
・タミヤ エナメル溶剤
・綿棒
3ステップ目は、「スミ入れ」です。
写真には「もものパーツ」が写っていますが、
このパーツの中央に線が入っていると思います。
この線を「モールド」と言い、
この部分にスミ入れ塗料を流すことで、
パーツのメリハリupに繋がります。
実際にスミを入れてみるのですが、
まずは、注意点!!
エナメル塗料は プラを侵しやすい性質 を持っていて、
特にパーツに圧がかかっている部分に流れると割れやすいです。
なので、エナメルでのスミ入れをする際は、
極力パーツをばらしてから行いましょう!!
ある程度パーツをばらしたら、
スミ入れスタートです!!
タミヤのスミ入れ塗料は蓋に面相筆が付いているので、
筆の先をモールドに「チョン」と付けます。
すると、このように、
「毛細管現象」によって 勝手に塗料が流れていきます。
このように、一点付けただけで、
モールドの端まで到達しました!!
これが快感なので、やったことない人は
ぜひやってみて欲しいと思います!!
これをすべてのモールドに行ってみて、
一旦、乾燥させます。
しかし、これだけで終わりではなく、
スミ入れの際に「はみ出した部分」があると思うので、
次は、そちらを修正していきます!!
使うのは、綿棒 と「タミヤ エナメル溶剤」で、
なるべく 細い綿棒を使うと良い と思います。
こちらは百均の綿棒なのですが、
先が尖っている物 もあるので、こんなのがオススメ。
用意ができたら、
綿棒の先に、エナメル溶剤を少し付けて、
はみ出した部分を擦ります。
この時、入れたスミごと消さないように
なるべくモールドの垂直方向に動かすと良いです。
綺麗にはみ出し箇所を消したことで、
モールド部分だけにスミが残ってくれました!!
大変ではありますが、
この作業をすべてのパーツの
すべてのモールド部分に行っていきましょう!!
以上が、「スミ入れ」というステップでした!!
工程④トップコート
・クレオス 水性プレミアムトップコート つや消し
いよいよ、最後の仕上げに入ります。
「つや消し」という作業で、
プラスチック特有の光沢を消して、
玩具っぽさを無くす工程 です。
と、その前に、
指定の位置にシールを貼っちゃいます。
シールを貼ると、こんな感じです。
マーキングシール という種類のシールで、
段差はどうしても出てしまいますが、気にしない。(笑)
シールが貼れたら、トップコートでつや消し。
つや消しスプレーを吹くときは、
写真のように、パーツに付ける棒などがあると便利です。
割り箸などをテープで取り付けることで、代用可能です。
缶スプレーを使う前は、しっかりと振りましょう。
▲ 振ってる様子を演出したつもり。
特につや消しスプレーは、
成分が下に沈殿しやすいので、よく振る必要があります。
中身が撹拌できたと思ったら、
実際にスプレーを吹いていきます。
吹くときのコツとしては、パーツに直接当てるのではなく、
横にスライドさせ、パーツを通過するように吹くこと です。
プレミアムトップコートの場合は、
普通のつや消しスプレーと違って、
表面張力でテカテカになるまで吹きます。
ただし、垂れると一発アウト なので、
全体が少し湿ったくらいが止め時です。
すべてのパーツにつや消しを塗り終えたら、
乾燥するまで放置しましょう!!
念のため、一晩くらい乾燥させてました。
すると、
塗った直後は、テカテカだったパーツが、
しっとりとマットな表面に落ち着きました!!
つや消しを初めてやると、
めちゃくちゃ感動すると思いますよ!!
ということで、
以上が「つや消し」の作業でした。
そして、これにて、
簡単フィニッシュのすべてのステップが終了しました!!
お疲れさまでしたー!!
「ユニクロガンダム」完成!!
さぁ、最後に、
今回紹介した「簡単フィニッシュ」で仕上げた
「ユニクロガンダム」の完成品を写真で紹介!!
いかがでしょうか。
今回の4つ工程を経て制作したことで、
そのまま組んだガンプラよりも
完成度が高くなった と思いませんか??
アップでも見てみましょう。
今回は分かりやすく黒でスミ入れしましたが、
特にライフルは主張が激しくなってますかね。(笑)
続いて、脚のアップですが、
綺麗に合わせ目を消すことが出来ました!!
本来、図に示したように、
「もも」や「すね」の部分などに合わせ目がありました。
肉眼で見ると、線が薄っすら見えますが、
無塗装だったら、合格点でしょう。(笑)
最後に パッケージのポージングを再現 してみました。
ビームサーベルは箱絵のように
力ずくで曲げてみましたが、
ちょっとやり過ぎたかな。(笑)
ということで、今回は、
ガンプラ初心者にオススメ の
「簡単フィニッシュ」を紹介していきました!!
あくまでも 自分流 の方法なので、
ガンプラ制作の参考にしていただければと思います。