前回は、塗装ブースの箱枠となる木材MDFを購入し、
ノコギリやジグソーなどを駆使して、カットしていきましたね。
こちらが前回までにカットした木材たちです。
まとめると、
天板:500mm × 450mm(中心に正方形でくり抜き)
底板:500mm × 450mm
側板2枚:410mm × 450mm
背板:410mm × 482mm
仕切り板:余った部分(適当)
今回は、これらの木材を箱型に組み立てていきます!!
【検証】MDF板に釘は使えるか
組み立てる前に。。。
今回用いるMDF板という木材は、釘が使えません。
DIY初心者にとっては、衝撃の事実です。
そもそもMDFは、「Medium Density Fiberboard」の略で、
日本語で言うと、「中密度繊維板」と言います。
MDF板というのは、どうやら、木材チップを原料として、
これを蒸煮・解繊したものに合成樹脂を加えて成形したものらしい。。。
つまり、一言で言うと、
「加工しやすい板」
ってことです。(笑)
加工しやすい上に、表面や加工面が綺麗で、
他の木材と違って、バリなどが出ないんですよね。
だから、前回、DIY初心者の僕でも綺麗に?カッティングが出来たんですよね。
だけど、その代わり、
「釘による割れ」とか、「湿気に弱い」といったデメリットがございます。
百聞は一見に如かずということで、
試さずにはいられない!!
組み立て作業に入る前に、
「釘によって、MDFは割れてしまうのか」を検証してみました。
まずは、木口面 に釘を打った結果がこちら。
案の定割れました笑
家にある中で、一番細い釘を使用してみたのですが、
それでもこのようにパックリ!!
ちなみに、この板は天板のくり抜き部分なので、
好き放題、実験していいやつです。(笑)
ということで、「黒い三連星」ならぬ「細い三連釘」をかましていく。
上手いこと、一本の割れ目にはならなかったね。
次に、板面 の部分に釘を刺してみました。
それがこんな感じ。
なんと、板面だったら、釘を刺しても問題なさそう!!
細い釘だったからかな?
裏はこんな感じ。
とは言っても、木口に釘が刺せない時点で、
組み立てに釘は使えないことが確定いたしましたー。
今回の主役「コーナークランプ」
釘での組み立てができないということで、
木工用ボンドで接着するという方針でいきます。
ということで、今回の主役の登場です。
「コーナークランプ」という商品です!!
こちらは、普通のクランプとは違って、
コーナー部分を直角に固定してくれる優れものです。
1つだと物足りないので、今回は2つほど購入いたしました!!
3つ以上買っても、今後使う予定がないので2つにしました。
実際に行った接着法
それでは、コーナークランプを使用して、
実際に組み立てていきましょう。
と、その前にカットした木材の表面を
自宅にあった「電動サンダー」で均していきました。
そうしたら、いよいよ接着です。
木工用ボンドを塗った板同士をこのように固定!!
最初、使い方がいまいちイメージできなかったのですが、
こうやって2枚の板を挟むことで、直角を保ってくれるんですね。
固定して1日くらいが経過した後、
恐る恐るコーナークランプを外してみると。。。
じゃじゃーん!!
見事、直角に接着することが出来ました!!
この調子で、1枚ずつ接着して、
箱型を目指していきましたー。
ということで、次回は、接着し終わったブースに、
換気扇やらを付けて、本体の完成を目指していきたいと思います!!